「自己観察⇆他者観察」

先回では自己の内外面に対する無自覚を取り上げ、「自己観察」の必要性を提案しました。

今回はさらに「自己観察⇆他者観察」へと進めてみたいと思います。

目次

「自己観察⇆他者観察」ChatGPTの見解

他者世界はある種のパラレルワールド?

感情がトリガー?

感情の背景にある価値観

ネガティブ感情のトリガーと価値観・思考体系

 

「自己観察⇆他者観察」ChatGPTの見解

「自己観察」と「他者観察」は、心理学や行動科学などの領域で使用される用語です。これらは、人々が自分自身や他人を理解し、行動を分析するための異なる観察の方法を表しています。

自己観察(Self-observation):

自己観察は、自分自身を観察し、自分の思考、感情、行動、反応などを注意深く観察するプロセスを指します。これは、自己認識や自己理解を高めるのに役立ちます。自己観察を行うことで、自己評価や自己改善のための情報を得ることができます。一般的な方法には、日記をつける、瞑想する、自己評価を行うなどがあります。

他者観察(Other-observation):

他者観察は、他人を観察し、その人の行動、言動、感情、反応などを注意深く観察するプロセスを指します。他者観察は、他人とのコミュニケーションや関係を理解し、他人に対する洞察を得るのに役立ちます。他者観察は、感情的な知性や共感力を発展させるのにも寄与します。このプロセスは、非言語的な合図や言葉の選択などの情報を通じて行われることがあります。

自己観察と他者観察は、互いに関連しており、相互に影響を与えることがあります。自己観察を通じて、自分の感情や行動に対する洞察を高め、それが他者観察を向上させることができます。また、他者観察を通じて、他人の行動や感情を理解することで、自己認識を向上させることもあります。

これらの観察プロセスは、人間関係の向上、コミュニケーションの改善、自己成長の促進など、さまざまな側面で役立つことがあります。

と、GPTは簡単な説明していますが、“NEUノイsolution”ではもう少し深く入り込んだ、自己及び他者の価値観を知る手段としてお勧めするものです。

「あの人とは住む世界が違う」ということを聞くことがあります。厳密には百人百様の価値観を持ち、百人百様の世界を創り、そのような百人百様の世界に住んでいると考えると、多様性は抵抗なく受け入れられるでしょう。

自己観察は自己の無自覚な行動の源泉(価値観)に気づき、自分の住んでいる世界(心・環境など)を意識し、その世界を探求することですが、それを進める過程において、同時に他者の住んでいる世界にも興味を持つことで、よ自己の住んでいる世界を構成している価値観にも気づくきっかけを得るようになるということがあります。

価値観はそれぞれの世界を構築しますが、異なる価値観で創られた異世界と、自分の世界を比べるようになるからです。

他者の住んでいる世界は、外側から見るため、映画を見るように全体を俯瞰して観ることができます(ひょっとしたら、当人以上に)。

怒りっぽい、嫉妬、嫌悪、心配性、強い警戒心、懐疑心、逆に八方美人、欺瞞、偽善、見栄、虚飾etc―などの癖は策略や謀略に長けることがありますが、他者から見るとそういった欺瞞や虚飾、不安定な感情を冷静に観察することができます。

もしもそのような他者に巻き込まれて、怒りや嫉妬に反発することが多い人は、より「他者観察」を意識的に行ってみることで、巻き込まれることも少なくなる効果があります。

その感情はどのような考?
どのような思考回路が中心なの?
あの行動はどんな価値観、信念が基になっている?
一体一番大切にしているものは何?
結局どんな人生を望んでいるの?
等々の疑問が湧けば湧くほど
私と異なる部分は?
彼らの時代背景は?
というように、結果として自分の世界を俯瞰できる効果を促します。

小説やドラマを実体験するようで、それだけでも充分にドラマティックに日常を面白くすることになるでしょう。

それ以上に、多様な世界を臨場感あふれる異次元パラレルワールドのように楽しむことができて、多様性の認識と理解を深める効果とともに更なる効果として「異なる価値観への違和感」から発生する嫌悪感や怒りによる人への警戒心、排他意識というネガティブ感情が減少し、他世界(パラレルワールド)への興味と好奇心というポジティブ感情に置き換えられます。

 

他者世界はある種のパラレルワールド?

ChatGPT

「他者の世界」(Other minds problem)は、哲学と心の哲学の分野で扱われる問題の一つです。この問題は、他の人々や生物の心の中に何が起こっているのかを理解しようとする試みに関連しています。具体的には、他の人々がどのように思考し、感情を持ち、知覚するのかについて、外部からは直接的にはアクセスできないために発生します。

他者の心の中に直接アクセスできないため、他の人々の思考や感情を理解するために我々は仮説を立て、推測を行います。この問題は、他者の意図や感情を正確に理解することが難しい場合があることを示唆しています。したがって、他者の世界は一種の「パラレルワールド」と言えるかもしれません。他人の内面についての知識は、自己の知識とは異なり、常に仮定や予測に依存する必要があります。

この問題は哲学的であり、心の哲学や認知科学の研究において議論されています。他者の内面の理解に関する能力は、共感や感情的な知性などの重要なスキルと関連しており、コミュニケーションや人間関係において重要な役割を果たしています。

とGPTは語っています。

私もそのように感じるようになったことで、他者世界というパラレルワールドに興味を持ち、人間嫌いが人間好きへと転換しました。

 

感情がトリガー?
自己の価値観を知るには、自己の感情を分析してみる。

自己の価値観を理解するために自己の感情を分析することは有用なアプローチです。自己の感情を分析することで、自分が何に価値を置き、何が重要であるかを洗い出しやすくなります。以下は、自己の感情を分析し、価値観を明らかにする手順です

1.感情の記録:
感情日記をつけることで、日々の感情の変化やトレンドを観察しやすくなります。どのような出来事や状況が特定の感情を引き起こすかを記録します。

2.感情のパターンの識別:
感情日記を分析し、特定の状況や出来事が特定の感情と関連しているかを識別する。特定の感情が頻繁に現れるパターンがあるかもしれません。

3.感情の背後にある価値観の特定:
感情の背後にある価値観を考えてみる。
たとえば、喜びや満足感を感じるとき、それはどのような価値観に関連しているかを考えます。逆に、不安や不満を感じるとき、その背後にある価値観は何かを明らかにします。

4.自己評価の要素の特定:
自己評価に影響を与える感情を特定する。
自己評価は自己の価値観に関連しており、自分がどれだけ自分自身を尊重し、受け入れているかに影響を与えます。

5.価値観の優先順位の設定:
感情分析を通じて、自己の価値観を整理し、それらの価値観の優先順位を設定します。どの価値観が最も重要であり、行動や決定を導く要因であるかを考えます。

感情の分析を通じて自己の価値観を理解することは、自己認識や意思決定プロセスを向上させ、より意識的に行動する手助けとなります。自己の感情とその背後にある価値観を理解することで、より満足度の高い生活を築くのに役立つでしょう。

感情の背景にある価値観

感情の背後にある価値観は、個人が何を重要とし、どのように世界を見るかに関連しています。感情はしばしば、以下のような価値観に結びついています。

自己尊重:
自分を尊重し、自分自身に価値があると感じることは、ポジティブな感情を引き起こすことがあります。自己尊重の価値観が背後にある場合、自信や自己受容感が高まります。

成就と成功:
成就や成功に関連する価値観が感情に影響を与えることがあります。成功体験や達成感は、喜びや満足感を生むことがあります。

結びつきと人間関係:
人間関係との結びつきを重要視する価値観は、愛情、幸福感、安心感を生み出す可能性があります。友情や家族関係の価値観が感情に影響を与えます。

冒険と新しい経験:
冒険や新しい経験を求める価値観は、興奮や喜びを感じさせることがあります。それは好奇心の芽生えを促し、新しいものを学び、成長するモチベーションを維持します。
その価値観が感情を誘発するので、日常を豊かに彩る効果をもたらす価値観となるでしょう。

安全と安定:
安全や安定を重要視する価値観は、安心感や平穏をもたらすことがあります。リスクを避け、予測可能な状況を好む場合、感情はそれに従う傾向があります。

フェアネスと正義:
フェアネスや正義に関する価値観は、怒りや不満を引き起こすことがあります。不平等や不正義を感じた場合、感情はそれに反応します。

上記は価値観のほんの一部にすぎません。現実にはさらに多くの価値観が存在し、それらの価値観は複合的に個人の無意識の思考回路を構成しています。

ある一つの価値観が何らかのきっかけで他の価値観に置き換えられたとしても、すでに構築された思考回路が劇的に変化するということに至る可能性は少ないと思ったほうがよいでしょう。

例えば物事を「良い」「悪い」に分類する思考回路ができている場合、一つの価値観が「悪い」から「良い」に転換されたからと言って、依然として物事を「良い」「悪い」という視点で見る癖は変わりません。

どちらが正義?どちらがフェアネス?と問うても、文化や宗教で全く異なる正義やフェアネスが存在します。一方の正義が必ずしも他方の正義にはなりえないということは、それぞれが全く異なる世界観(価値観)の物語の中で生きているからでしょう。

世界で戦争が絶えない理由はそこにあるのではないでしょうか。

そうしたことにどこまで介入するか?それさえも価値観であり、脳内の思考回路(洗脳かもしれません)につながる話です。

感情と価値観は密接に結びついており、感情は価値観に対する応答として表れることがあります。自己認識を深め、自己の感情を分析することで、自分の価値観を理解し、より意識的な決定を下すのに役立つでしょう。価値観を認識することは、自己成長や人生の目標設定に役立つ重要なステップです。

 

ネガティブ感情のトリガーと価値観・思考体系

ネガティブな感情は、さまざまなトリガーによって引き起こされることがあります。これらのトリガーは、個人の価値観や思考体系に関連しています。以下に、ネガティブ感情のトリガーとそれに関連する価値観や思考体系のいくつかの例を挙げてみましょう。

1.批判や非難:

価値観: 批判に対する感受性が高い人は、他人の評価を非常に重要視している可能性があります。

思考体系: 自分を厳しく評価し、他人の意見に過剰に反応することがあります。

2.失敗:

価値観: 成功や完璧さに価値を置く人は、失敗がネガティブ感情を引き起こす可能性が高いです。

思考体系: 失敗を過度に自己責任として受け止め、自己評価を低くすることがあります。

3.孤独:

価値観: 対人関係や社交的なつながりに重要な価値観を持つ人は、孤独を不安や悲しみのトリガーとすることがあります。

思考体系: 孤独を過度に自己の魅力や人間関係の不足に結びつけ、ネガティブな感情を引き起こすことがあります。

4.経済的不安:

価値観: 金銭的な成功や安定に価値を置く人は、経済的な不安からネガティブ感情を抱くことがあります。

思考体系: 経済的な問題を過度に重要視し、将来への不安を増幅させることがあります。

5.健康問題:

価値観:健康に対する価値観が高い人は、健康問題から不安や悲しみを感じることがあります。

思考体系: 健康問題を過度に心配し、過剰に悲観的な姿勢をとることがあります。

ネガティブ感情のトリガーには、特に自己の人生を負に偏向させる要素があり、できればポジティブ感情を中心に生活を楽しむことが最重要なことは言うまでもありません。

自己のネガティブ感情のトリガーとなっている価値観、思い込み、思考回路をポジティブに転換する能力こそ、豊かで幸福度の高い人生を成就するための最高の「生きるスキル」と言えるでしょう。

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