鳥の目

「昭和のメカニズム」逆襲する現代

日大アメフト下級生100人の乱 退部者続出崩壊も

 昭和人間にとっては、戦前から受け継がれた主従関係で成り立つシステムに反発する意識よりも、むしろ、自ら権力をかざす主従関係の上に立つことを目指し、そのメカニズムの外側から見る目は開いていません。晴れて権力の座に立って、権力をかざすことは自らが望み、掴むことができた当然の権利で、何の問題もあるはずがなかったと言えるでしょう。

そのメカニズムは「戦い」であり、「競争原理」に基づいた、「戦場」という社会構造であったので、勝ち抜くことが生き残る、という精神が求められていました。

平成になって、年号の意味が影響したのかどうかはわかりませんが、「地平らかに天成る」のように、それまでの上下、主従の関係というメカニズムが重視されなくなってきたという気配とともに、SNSでの瞬時の拡散システムが後押しして、急激に権力に対する逆襲が始まっています。 >> 続きを読む

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シンクロする過去と現在

“混迷する国会・タイムリーな番組”共時性?
こんなことまでNHK が放送⁉ 驚き・・・・

財務省問題(財務省次官セクハラ問題に、この国の「メルトダウン」を見た)で混迷する政界のニュースが連日世間を賑わすなか、NHK Eテレ『100分でメディア論』が再放送され、意図的に放送したのかと思ったら、企画は相当以前からあったようです。これこそホントに共時性ですね。最近NHKが面白くないと思っていたのですが、これは傑作でした。

1.      世論とメディア
  堤未果(国際ジャーナリスト)
  ウォルター・リッチマン著
  『世論』

2.      なぜ偏向報道は生まれるか
  中島岳志(東京工業大学教授)
  エドワード・サイード著
  『イスラム報道』

3.      「メディアと空気」
  大澤真幸(社会学者)
  山本七平著『空気の研究』

4.      メディアの未来
  高橋源一郎(作家・明治学院大学教授)
  ジョージ・オーエル著『1984』

最終章「マスメディアはどうあるべきか」

 四つのテーマに4冊の名著の解説と他の論客たちの意見を交えて番組は組み立てられていたのですが、4人の論客の足並みがそろい、それはもう見事というほど現代社会の矛盾や問題点を鋭く突いて、胸が空く思いの100分でした。 >> 続きを読む