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U-20世代は?

 

最近、人間観察の観点から「モニタリング」という言葉をよく耳にします。

“こんなとき人はどんな反応をするんだろう”などと、仕掛けてやじ馬的に観察する番組もあるようなのですが、ここでのモニタリングはそのような悪戯とは違う、大真面目なモニタリングについてお話したいと思います。
また、これまで私たちは、「空気を読む」などといった、女子会、飲み会などでのその場の雰囲気を瞬時に捉えるスキルを要求されてきました。

空気読むとは? その場の雰囲気を察すること、暗黙のうちに要求されていることを把握して履行すること、などを意味する表現。言葉に表されない意味を読み取ることである。 言い換えれば、場の雰囲気を理解するということだ。 ポイントをまとめていこう。 会話の文脈を理解すること. 空気読むとは、相手との会話が向かっている方向からそれないようにすること。日本語表現辞典。

場の空気を読みすぎる!? 「ソーシャルスキル」が高い人の特徴
についての詳細はhttp://woman.mynavi.jp/article/130728-005/

U20世代は?

さて、ここからが本題です。ソーシャル能力を身に付けるためのモニタリングの訓練を要求され、その訓練ができていない人に「KY(空気読めない)」のレッテルを貼られ肩身の狭い思いをしていた人も少なくないでしょう。 私たちは過去、こうして外側のモニタリングとソーシャルスキルを磨くことに明け暮れ、自分をモニタリングするなどは考えもしなかったのではないでしょうか?

ところがこの自己をモニタリングすることは、人間としての成長には欠かせない重要な要素です。反社会的サイコパスな性格も実はこのモニタリングの欠落が原因とも言われています。瞑想、座禅などはこうしたモニタリングのきっかけ、入口として有効とされたものです。

こうしたモニタリングの欠落が甚だしくなっている中で若年世代においては逆に悟ってしまっているのでは????と思うほどにしっかりとモニタリングできている人たちのトークを紹介したいと思います。ここでの提案は自分の人生を楽しく面白くするためにはとても好都合な方法です。

人生を面白く生きるためのモニタリング
1.好き嫌いに関係なく人間観察する

  • 2.同時に自分も観察する
  • 3.自分にはないもの、不明なものが見えたとき、更にその背景にあるものを観察する
    (価値観など)
  • 4.他人を観察するたびに自分の背景、方向性なども見える
  • 5.これを続けると「空気」を牛耳っている主体の背景が解明できる
  • 6.個々の現象がその背景から生じていることが見えると怒りは失せ
  • 7.ありのままの自分を見せることに怖れや躊躇がなくなる

このような癖をつけると、上記のようなソーシャルスキルといった能力を特別養う必要もなく、自分が主体で動くことができる。また自分が空気を牛耳る必要もなく、空気にながされる心配もなくなるのです。

モニタリング上手な若者たちがいました。そんなU-20世代を紹介したいと思います。

 
新世代が解く!ニッポンのジレンマ ~夏SP -20 のリアルを探れ!~
 
NHK 2015.8.29 放送 より

 「絶望の国の幸福な若者たち」でデビューした85年生まれ、ジレンマMCの古市憲寿も今年、30代の仲間入り。「若者世代」の代弁者も、今や「オトナ」側? そこで「ニッポンのジレンマ」夏のSPは20歳以下の「ポスト・ジレンマ」世代が主役。 「ゆとり」に「さとり」、世代を語る言葉は数あれど若者は今、何を考えているのか?18歳選挙権で注目される「オトナ」と「コドモ」の境界線上でホンネをしゃべる真剣勝負。果たして古市の反応は!?

 夏のSP主役は20歳以下のポストジレンマ世代。彼らのリアルは?起業家、ミュージシャン、エンジニア、ロボットクリエーター…、多彩な顔ぶれがリアルな本音を語る。明日のニッポンの希望は?

 番組では、社会学者・古市憲寿さんをMCに迎え、ロボットクリエイター/アイドル・近藤那央さんやラッパー・GOMESSさん、ファッションデザイナー・ハヤカワ五味さんら、多彩な分野で活躍する20歳以下の若者たちが、自らのリアルな本音を語っていく。

こちらの動画では番組出演者、町田彩夏さんを紹介します。 夏のSP主役は20歳以下のポストジレンマ世代。彼らのリアルは?起業家、ミュージシャン、エンジニア、ロボットクリエーター…、多彩な顔ぶれがリアルな本音を語る。明日のニッポンの希望は?

 論客として参加するのは、近藤那央さん、GOMESSさん、ハヤカワ五味さんのほか、高校在学中からITベンチャー企業にスカウトされ、高校卒業後はそのままソフトウェアエンジニアとして働く吉田昂平さん。 そして、元々男子校だった高校で初の生徒会長をつとめ、現役女子大生が社会問題について考える非営利団体「女子高校生未来会議」の発起人である町田彩夏さんなど、多彩な顔ぶれ。 「ゆとり」世代や「さとり」世代と呼ばれる平成生まれのゲストたちが、「SNSリテラシー」「政治意識」「18歳選挙権」「ゆとり教育」「絶望と希望」などについて、リアルな言葉で本音を明かしていく。
パネラー

 

 

U-20ゲストの5名/画像は番組ページより

古市古市 憲寿

社会学者 1985年生まれ 東京都出身

東大大学院博士課程在籍。慶大SFC研究所上席所員(訪問)。有限会社ゼント執行役。 『希望難民ご一行様』(光文社)、『絶望の国の幸福な若者たち』、『僕たちの前途』(講談社) などの著書で、大きな反響をよぶ。若者の日常感覚や企業家たちの生態を、豊富なデータやフィールドワークによって的確に捉え、 また自らも若手企業家として活躍。日本社会の課題と可能性を探る気鋭の社会学者。

 

    近藤那央               近藤那央

ロボットクリエイター1995年生まれ

慶應義塾大学環境情報学部在学中の19歳。 高校時代にペンギンロボット開発チーム”TRYBOTS”(トライボッツ)を結成し、2014年3月すみだ水族館にてペンギンと一緒に泳がせた。 将来の夢はスマホのようにロボットが生活にとけ込んでいる未来をつくること。今はロボットの製品化を目指している。個性的な女の子を発掘するアイドルオーディションにも参加し、いままで交流できなかった分野にロボットを広めようとしている。 慶應義塾體育會航空部に所属し、最近はまっている事はグライダーで飛ぶ事。

 

GOMESSGOMESS

ラップミュージシャン 1994年生まれ

10歳で広汎性発達障害と診断され、いじめ、ひきこもりを経験。「自分は、人間の器に入って生まれったエイリアン」と言い、生きづらさを歌った詞は多くの若者の共感を呼び、インターネットの動画投稿サイトに公開た曲は 再生回数20万回を突破。

 

 

ハヤカワ五味

ハヤカワ五味ファッションデザイナー 1995年生まれ

19歳東京都出身。多摩美術大学グラフィックデザイン学科2年在学中。高校時代から創作活動を始め、大学生になって立ち上げた胸の小さな女性のためのランジェリーブランド「feast by GOMI HAYAKAWA」は「品乳ブラ」として一躍有名に。2015年に株式会社を興し、代表取締役に就任。

 

 

町田彩夏:町田彩夏 学生団体発起人1995年生まれ

千葉県生まれ。高校1年次、元男子校の出身高校で史上初の女子生徒会長を務める。 高校在学時から18歳選挙権実現運動を起こしている団体『Teen’sRightsMovement』を立ち上げ、課題に取り組んできた。また、『女子高校生未来会議』の発起人として議員会館でのイベント開催もしている。 現在は慶應義塾大学法学部政治学科に所属。

 

 

吉田昂平吉田昂平 ソフトウェアエンジニア1995年生まれ

小学6年からプログラミングを始め、高校在学中からスカウトされ、仕事として取り組む。その後、大学には進学せず、インフラシステムを作るITベンチャー企業に就職する。 システムの不備による不便を見ると、無性にハックしたくなる。

 

「ゆとり」「さとり」世代が考える日本の諸問題とは?

本番組は、1970年以降に生まれた新世代の論客たちが、日本の諸問題について討議する番組。 今回は、MCである古市憲寿さんとNHKの青井実アナウンサーが「大人」側の代弁者となり、さまざまなフィールドで活躍するU-20のゲスト5名とともに、若者世代の価値観を掘り下げていく。

画像は番組Facebookより
会場

 

新世代が解くニッポンのジレンマ

夏のSP主役は20歳以下のポストジレンマ世代。今年30歳となったMC古市憲寿との対話の行方は?18歳選挙権でも注目されるオトナとコドモの境界線。彼らのリアルは?

 

古市憲寿(1985年生まれ)がU-20世代と対決

意識調査に1300人以上が参加、アンケートに応えた。

他の世代とズレを感じますか?
近藤那央:もともとのマインドが違う。
久保直生:若いのにスゴイとよく言われるがそこは違う。
古市:   褒めるにしても貶すにしても湧きということで特別視するところがある?
久保直生:スキルいう軸で見れば違わない。
吉田昂平:寝てたって歳はとる。僕は合理主義がモットー。「スキル」だけで判断してほしい。
ハヤカワ五味:パリピー(パーティーピープル・みんなでワイワイ))になりたくない。

Q:あなたは今幸せだと思っていますか?の質問から。
         はい          いいえ
  U-20   89%          11%
  ネット    50.3%          49.7% 

GOMES:幸せって自分の認識。仕事が忙しくてご飯がたべられなくても、食べるのを忘れるほど仕事に集中していて幸せと言える反面、食べる暇もないと嘆けば不幸せ。

 Q:周りと接するときはどちら? 
                     他人がどい言おうと自分                 人に合わせる
       U-20     63%           37%
         ネット   53%           47%
       自分の貫き方に世代差。U-20世代ではK・Yを恐れない

 Qツイッターのアカウントを2個以上持って入る
   1個は自分の近況
   2個目は好きなものでTL(リツイート)を埋める 
         複数のコミュニティーで複数のアカウントを使い分けるのがU-20流?
         大人はプライベートと自分のオピニオンをごちゃまぜにしている、と・・・

求められるSNSリテラシー。
Q:周囲からおもわれるならどっち?(どう見られたいか?
         気前がいい?      堅実、節約家?
      U-20    60%           40%
      ネット     41%           59%

Q:個人的に自分の将来が不安?
         はい            いいえ
         U-20   61%            39%

吉田:一人で生きて来た、自分が人生を負えるときの創造ができない。

Q:一生懸命勉強すれば将来良い暮らしできるようになると思いますか?
          はい           いいえ
   U-20   32%           60%
   ネット    39%           61%

    それぞれ自分の独自の定義を見つけるプロセスこそ勉強なのか?

玉井秀明、私立高校2年 受験生
    僕はスキルがないので頭の中に武器を貯めようと思った

Q:日本の将来は明るいと思うか?
          はい           いいえ
         U-20    25%           75%
  ネット      39%           61%

                   老後の福祉に疑問―社会制度の問題
                   年金をもらえないと思う。80%
                   海外へ行ったほうが良い。

ハヤカワ五味:私たち世代で昔よりも影響できるようになってきた。アゲで行かないと!
            社会問題にもアゲで行く若者たち。

Q:あなたはどちらのタイプ?
         自分より社会を考える       社会の前に自分
   U-20     20%              80%
   ネット      17%              83%

Q:政治への関心はありますか?
          はい              いいえ
   U-20   75%               25%
   ネット    77%               23%

町田彩夏:生徒会の選挙でマニフェストが投票で目に見えたことが面白いと思った。
      選挙が身近なエンターテイメントとして見える世代?

Q:行動のモチベーションは?
        他人を喜ばせる           他人への怒り
   U-20    80%               20%
   ネット     72%               28%

GOMESS:「普通」が嫌い。ありとあらゆる人が大体2択で生きている。知っている、知らないというように、今の社会はほとんど2択システムになっている。そのくせ都合のいいときだけグレーゾーンを求めてくる。投票も、はい・いいえとなる。

Q:今の日本は良い社会だと思う?
          はい               いいえ
   U-20   50%                50%
   ネット    49%                51%

古市: 幸せだけど将来が不安。
    日本の将来は明るいか?NO。
      政治とは違う方法でどうにかしたい。
     年金を信頼していない。

5人にとっての時代
吉田昴平:インターネットが当たり前の時代に生まれ、成長と時代の移ろいが自分とリンクしている。
ハヤカワ五味:モバゲー流行に乗り、コミュニケーションツールのために使った。
中学に入ってSNSで話せる人と繋がった(学校外の友人)それがきっかけで現在の社長業につながった。

GOMESS: 平成5年で引きこもり5年間友達のいないときにネットで友達と繋がっていたが不幸だと思った。ネット上でつながると集まらなくていい。どこでも繋がれるから。でもそれが嫌だ。人と触れ合わないと人として言語をもっている意味がない。生まれない方がよかったと思ってしまう。

吉田昂平:SNSでスカウトされた。スキルを評価されたと思っている

ツイッターで採用できる?
ハヤカワ五味:現在一緒に仕事をしているデザイナーもネットつながりだった。
久保直生:ツイッターは自分にお言葉、本当が見える。

 スマホ内にぬくもりを見つける若者?

近藤那央:ロボット・クリエーター 東工大付属
世界全体でワクワクしていくだろう。個人個人が生き生きとしていくだろう。
未来に希望を持っている。

GOMESS:欲しいものをすぐ手にいれやすい反面、好きじゃないものに触れる機会が減っている。それは良いものに気づく機会を失くしている。

近藤那央&
ハヤカワ五味:自分が狭くなっている危機感はある。

GOMESS:3.11を機に、政治に対してうるさくなった。
人が救われた分争いも増えた。簡単にアクセスできるようになった利点とそこからのモラルが問題に、他人同士の争いが増えた。ツイッターになってから誰に対して発信しているかわからない。1:1からN:1になった。自分は1:1で発信しているつもりでもマスになっている。

町田彩夏:2020年から「公共」という科目が義務教育で始まる。18歳選挙権(彼女の運動が実った)が実現されると、中学、高校で政治判断能力つけざるを得なくなる。模擬投票などで何に投票するかを養う教育が組み込まれることを望んでいる。目標は世代別投票率で10代をトップにすること。

町田は「選挙が好き」というが、同世代間では温度差もある、その理由は?
ハヤカワ五味:自分から情報を取りにいかないと入ってこない。取りに行かないのは自分の好きなことで時間を使っているから。

GOMESS:引きこもりでテレビばっかり見ていた時の方がニュースを見てて、いろいろ知っていた。

近藤那央:知らなきゃいけないとは思うが、自分が伸ばさなきゃいけないことがあるので・・・

司会:自分たちの時代は知ってて当たり前だった。

古市:知らなくても気にならない。老人の投票率は高いがちゃんとわかっているとは思えない。もし、してたら池上彰の番組が人気にならないのでは・・・たいして知らなくても投票している。

ハヤカワ五味:政治というジャンルができたのか?島宇宙化は政治も一つのジャンルになるのかも。すべてがジャンルかし、

  政治意識すら共有できなくなる社会の未来は?

上村 聖  国際バカロレアクラス所属
エディテイメントの提案 
楽しいから学ぶ。楽しむために学ぶ。エンジョイすることを通じて学ぶ。
実体験感覚に基づいた教育方法n着目していて経験、実践的な方法で生徒たちにアプローチしていけば興味を持ってもらえるのでは?

古市:たしかに政治とか、海外を見ると10代が多い。若者論どう認識する?選ばれ史ゆとり世代!

古市:自分自身をモニタリングできている

吉田昂平:ゆとり教育のおかげで好きなことに打ち込む時間できたので恩恵を感じている。
                                    私も、私も、と声があがる。

新たな若者像、この国の希望とは?
町田彩夏:希望とは勝手に湧き出るものじゃなくて、あきらめないで動き続けることでうまれるもの。テクノロジーでも研究する人がいて、実現する人がいるから希望が生まれる。

玉井秀明:希望はない派。特に国にはない。今の状態では国に対してはあきらめざるを得ないなーと思っている。結局投票率は老人が多いし、結局その人たちが望むように国は動いて行くんだと思っている。国がダメだからこそ自分がしっかりしなきゃ。それがモチベーションになっている。

司会:国の仕事、自分が動かす考えは?

玉井:みんなによって自分お人生が決定されちゃうから自分には無理

GOMESS:幸せはどういう状況か、希望とはどういうものかは人により個人差がある。ここにいる人、国とか集団の一つに考えをまとめることは危険。そうではない人はそれに従うか、省かれるかの二択になるので僕は嫌です。自分で希望を持ちたいなら持てばいい。持ちたくないなら“ない”っていえばいい。

古市:「希望の国のエクソダス」(2000年 村上龍)は日本に不満を持つ中学生が北海道に独立国を築くまでを描いたもの。村上龍は希望がなくなったことは、いいことでも、悪いことでもない。昔1964年頃は日本は貧しかったので希望をもたざるを得なかった。今はそれほどまずしくもないので希望をもたなくても生きていける。そのこと自体悪いことではないと言っている。

古市:子供の頃から「じゆうにいきろ」「夢を持て」と言われ続けて育ちますが、実際に社会で思い通りに生きている人はむしろ少数派です。

        中略 逆に夢をあきらめさせる。冷却させることが大事ではないか。希望持つこ希望持つのが強迫観念になっているのではないか。希望を持つのは難しい。過去のことをあの時アーすればよかったというのはいいが未来についてこうなったらいいとか言うと責任が産まれるから無理矢理もたなきゃというのは違うかも。

田中京介:希望をすべての人が持たなくて良い、という考えにつながることですが、今の人、目の前の楽しみをやっていれば将来のことはいい。具体的なものの方が重要で抽象的なものを考える力がない。

GOMESS:今この場所にきている人たちはこの世代の特別だと思った方がいい。来ていない人は大方夢について聞いても返事できない人が多い。

大人への逆質問
清水美沙:高校生の頃から大人っぽいと言われてきましたが、大人ではないですよね。
大人にとって18歳~20歳はどういうカテゴリーに入りますか?
自分にとって大人とは、余裕が出てきて自分以外の他人や回りが見られるようになったとき大人だと思っている。

古市:年齢じゃないと思う。40~50歳の人でも20さいぐらいに見える人もいる。また人って退化することもあるから。

Q:U-20のリアルを探れましたか?あらたな気づきはありましたか?
近藤那央:今日の議論は日常的に大人も含めてやっていったらいいなと思っていて、一つ気になったことは知り合いがおおいと思った。意識高い、そうでないと二分化されているのか?こういうところに来ない人も多数いる。そういう人からレスが欲しい。

        リアルは探れない・

GOMESS:  僕はお友達ゾーンにいない部類だし、でも世間一般とも違うところで生きてきたので、義務教育の半分を過ごしていない。同級生に囲まれたのは6年ぶりくらい。すごくずっと怖いんですけど、僕はきっと人とちがうんだなと思っている。誰も肯定せず、否定しない生き方を続けていきたい。今回は人お気持ちを知れた。もしかしたらこの先の未来に影響があるのかも・・・と思っている。

古市:「絶対」と言わない人が少なくて、相対で考えている人が多いと思った。変なイデオロギーを持たずフラットな人が多いという気がした。

この番組を観て1960年代のヒッピー文化を思いだしました

ただ当時のヒッピーよりはるかに現代のU-20世代は進化し、徒党を組むことなく、ゆる~いつながりで個々がそれぞれ自立している。それは高度なSNSリテラシーによるところが大きいのかもしれない。

 

ゆとり世代は「ヒッピー」に似ている?

精神的な充足を求める若者たち

1.集団生活

最近、人気のシェアハウス。実はヒッピー文化にも、社会制度や時間の流れから独立し、「コミューン」という集団生活をする人たちがいたそうです。

彼らは、時間に縛られることなく、集まった仲間と一緒にバンドを組んだり、農業をしたりして、精神的に豊かな生活をしていました。家族ではない人たちと共同生活を楽しむという点も、今の若者に似ていますね。

2.ナチュラリズム

自然食を好み、洋服や家など、あらゆるものを手作りしていたヒッピーたちは、かなり自然派志向。ナチュラルを追求するあまり、服を着ないというスタイルも定着していたそう。

日本では、田舎に移住し、自給自足の生活をする若者がニュースで特集されるなど、自然の中でゆったりとした暮らしに憧れる若者が増えているように感じます。

また、チチカカやフェアトレード商品など、「作り手を大切にする商品=ナチュラルなもの」が好まれる傾向があります。

3.趣味に生きる

ヒッピーといえば「貧乏な暇人」という代名詞が有名。彼らは、もっぱら音楽演奏やアクセサリー作りなど、趣味に励んでいたようです。この点は、趣味や好きなことへの出費はいとわないゆとり世代と似ていますね。

今の若者が「自分の好きなことをして暮らしたい」と話すのと、ヒッピーたちの「制度や伝統に囚われたくない」という考えには、通じるものがありそうです。

4.自分探し

バックパッカーの原点は、ヒッピー文化にあります。当時、アメリカでは「自分探し」を目的に、多くの若者が世界中を旅行していたそうです。

最近、Facebookを見ていても、バックパッカーで世界を旅する若者が増えています。彼らの多くは、旅行代理店が提案する「ツアー」には参加せず、宿泊先や滞在期間を決めずに「オリジナルな旅」を楽しんでいるのです。

異国の地で外国の人々と交流し、様々な価値観に触れることで自己と向き合う点がヒッピー文化と共通しています。

気ままな暮らしを求めるゆとり世代

ヒッピーとゆとり世代の共通点を照らし合わせてみると、今の若者はお金より精神的な充実感を求めているように見えました。大企業で必死に働き、疲きっている大人たちを見て「たくさんのお金をもらうことは本当に幸せなの?」と考えはじめたわけです。

今後の日本は、「いわゆる勝ち組」と「背伸びしない生活を求める人」の二極化が進んでいくのかもしれませんね。

http://www.hanakuro.jp/lifestyle/lifestyle-cokumn/4717/より

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