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テロの街の天使たち ~ブリュッセル6歳児日記~

6歳の子供たちの言動に、見入ってしまいました。
大人よりも真剣に、真摯に現実を捉え、疑問を投げている様は敬意さえ覚えてしいました。

                                NHKドキュランドへようこそ 2020年6月26日放送

テロの街の天使たち ~ブリュッセル6歳児日記~

“テロリストを生む街”で育つ6歳児の世界に、大人の社会で起きる宗教対立やテロ事件が侵入してくるさまを巧みな映像表現でとらえ、想像力豊かな少年少女の心象風景を描く。ベルギーの首都の一角にあるモレンビーク地区。フィンランド出身のアトスは、聖書やギリシャ神話が好きで、神々のコスプレに夢中。

 

同じ集合住宅に住む親友アミンはモロッコ出身で、モスクに通う。フローは、「神なんていない。神を信
じると気が狂うわよ」と忠告する女の子。子どもたちは公園や街中で遊びながら、異なる宗教観やテロについて素朴で根源的な問いかけを口にする。モザイク社会で育つ6歳児の、好奇心にあふれた成長物語。

原題GODSOFMOLENBEEK                                  制作Zone 2 Pictures (フィンランド 2019年)初回放送

                       BS世界のドキュメンタリー

 

宗教対立、テロ事件 

https://xn--vcki1fxho24llmcg5g1w4d1xr6v0cflmzug.com/doculand/entry403.html
再放送と動画の見逃し配信~

ベルギーの首都の一角にあるモレンビーク地区
「テロリストを生む街」で育つ6歳児

フィンランド出身のアトスは、聖書やギリシャ神話が好きで、神々のコスプレに夢中。
同じ集合住宅に住むモロッコ出身の親友アミンは「神」について語り合う。
モスクに通うフローは「神なんていない。神を信じると気が狂うわよ」と忠告する。
テロが隣り合わせの日常。
子供同士の遊びでも、「テロ」「神」「血」「爆発」などの言葉が飛び出す。
そのような環境の中で成長していく子供たちの姿が切ない。

子どもたちは公園や街中で遊びながら、異なる宗教観やテロについて素朴で根源的な問いかけを口にする。
大人の社会で起きる宗教対立やテロ事件が侵入してくるさまを巧みな映像表現でとらえ、想像力豊かな少年少女の心象風景を描くドキュメンタリー

                                                                                                              l再放送と動画の見逃し配信~

最後にアトスは、親の意思でシュタイナー学校へ転向するため、その地を離れることになります。
彼は友達と離れることを嫌がって泣くのですが、車に乗せられ去っていきます。
ドキュメンタリーはここで終わるのですが、その後のアトスの変化が気になって仕方ありませんでした。イスラム教の教えが基本の小学校で、アッラーやムスリムの影響を受け、神に興味を抱いて、神様遊びに熱中していた少年の、シュタイナー教育への転向が、アトスに及ぼす混乱と共に、彼がそれをどのように乗り越え、またどのような大人に成長して行くのか?彼の中の神様はどうなるのか?

興味を超えた好奇心でいっぱいです。この番組の制作者の方に、是非続編を創ってもらいたいと強くお願いいたします。

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