選択と決断

選択スキルの育成こそが未来に衝撃的転換を導く

すべての行動は自らの選択⇒自己の未来を創造している

選択眼がない場合

⇒他者選択に依存するしかない⇒受動的選択⇒後悔しやすい⇒低い幸福度
⇒選択後の結果をイメージできない⇒不安⇒結果が悪いと責任転嫁
⇒決断に自信が持てない⇒思い悩む時間が長い⇒低いタイムコスパ⇒貧困
⇒他人の意見に左右されやすい⇒第三者の評価に頼る⇒益々主体性欠落

選択眼が養われている場合
⇒能動的選択⇒後悔がない⇒高い幸福度
⇒結果をイメージできる⇒不安がない⇒結果どうあれ選択眼向上に
⇒自信をもって決断⇒短時間決定⇒圧倒的タイムコスパ⇒富裕
⇒他者に影響されない⇒益々主体性確立⇒選択視座広がる

時はお金以上の価値があることを、選択眼育成で認識することになるでしょう。
また、高度な選択視座は感情セルフコントロールを可能にし、間違いなく寛容で満足度の高い人生を創造することになるでしょう。

以下に“人生の質は決断力より選択力!?”についての記事を紹介します。

※「選択」とは・・・多くのものの中から、よいもの、目的にかなうものなどを選ぶこと。(出所:goo国語辞書より)

 

※「決断」とは・・・(1)意志をはっきりと決定すること。 (2)正邪善悪を判断・裁決すること。(出所:goo国語辞書より)

違い(1)

“選択” は、AかB(他複数)を選ぶこと、“決断” は、YESかNOを決めることです。
つまり、それらによっての “結果” が違うということが一点目です。

A or Bの “選択” では、AかBのどちらかを手にすることができるため、その後に何かしらの変化(例えば、安心安堵、喜び、快楽、ライフスタイル、行動内容など)があると言えます。
YES or NOの “決断” の場合は、YSEを選べば、その後に変化が生じますが、NOを選べば、変化はのぞめず現状維持です。

違い(2)

“選択” は、選択肢となるAやBなどは、コト・モノになりますので必ず「選ぶ」という行為になりますが、“決断” は、複合動詞的に使われる傾向が強く、〇〇を「する」か「しない」か、の動き(動作、行為、行動など)に連動します。
つまり、それらによる“動き”が違うということが二点目です。

違い(3)

“選択” “決断” を同じくくりで考える場合のそれは、時系列で考えてみると、時差があり、プロセスの前後関係であることが三点目です。

第一段階で「選択」があり、第二段階で「決断」が(その逆も)あります。

人生の質は決断力より選択力!? | マイキャリアのためのセルフコーチングと自分改革+E (3x3career.com)

例えば・・・
買い物時、価格重視か、品質重視か、それとも応対やサービスを重視するかは選択。
買うか買わないかは決断。

 

選択理論とABC理論の応用

選択理論

米国精神科医ウイリアム・グラッサー(William Glasser)医学博士により提唱された『選択理論心理学』というものがあります。

 

選択理論とは

(出所:アチーブメント株式会社HPより)

選択理論は、すべての行動は自らの選択であると考える心理学です。自らの行動を選択できるのは自分だけなので、自らの行動は他人に選択されないし、他人の行動を選択させることもできないと考えます。

選択理論(旧名:コントロール理論)によれば、外部からの情報(刺激)に対する反応において、個人の解釈により行動の選択を行い、実際の行動へ反映されます。

上の図では、電話の着信音からディスプレイに映し出される文字(電話番号または登録した名前)を認知した後に、電話に出る or 電話に出ない、の実際の行動は、“+の解釈” か “−の解釈” によるものとして説明しています。

ABC理論

ABC理論は、臨床心理学者アルバート・エリスによる論理療法(REBT:Rational Emotive Behavior Therapy)です。

 

ABC理論とは

ABC理論刺激と反応のイメージ図

 

事実A(Activating event=出来事・五感からの情報)に対して、信念体系B(Beliefビリーフ)により反映され、C(Consequence=感情、行動など。続いて起こる結果や成り行き)が生じるという、刺激と反応のプロセスを示しています。

アルバート・エリスのABC理論
信念体系B=ビリーフが、ポジティブ or ネガティブ、論理的 or 非論理的、などの相反する状態により結果は全く別のものになる、というのがABC理論に基づいた考え方です。前記の『選択理論』と後記の『ABC理論』から察するに、実際の行動を選択するのは自分自身であり、自分自身のビリーフまたは思い・感情・思考などによって、その時点での選択を決める、ということが言えます。

選択理論とABC理論を踏まえて

選択理論では『行動は最善と思ったものが選択された結果だと考えられる』とありますが、結果的に “最善” であったかどうかは別問題です。

結果そのものは選べませんが、その時点での “最善” である “行動の選択ができる” という点で考えると、選択理論の “行動の選択” とABC理論の “B=ビリーフ” は繋がりがあり、“B=ビリーフ” によって “行動の選択” を行なうと踏まえれば、“B=ビリーフ” の状況に応じて “行動の選択” が変わると言えます。

「決断力が乏しい」のは、大抵自分自身に決断する理由がないこと、あるいは決断後の結果を想像できないことなどが挙げられます。決断の前に行われることの多い「選択」の精度を向上させることは、決断する意味、意図、目的が明確になり、決断後の結果を想定することもできるようになるはずです。

もし「選択をしない」「自分を変えない」「今は決断をしない」……ということがあれば、それもまた選択であり決断したことです。
「先延ばしすること」も「自分を嫌うこと」も「他人を信じないこと」も「毎日愚痴を言うこと」も「仕事を嫌々すること」も「ダイエットしないこと」も「ヘビースモークや深酒」も……全てが選択であり決断によるものです。

「なぜ必要なのか?」などの基準となる核を自身の中で確立しておく必要があります。

これにはもう一つ理由があって、核となる意識を強めることで(潜在的意識が関与するのかは不明ですが)、選択肢の幅(または数)が増やすことに役立ちます。

選択と決断のための基準

さて、その「選択と決断」を行なうにあたっては、必ずそこに基準があります。個人においても組織内でも基準があって選択と決断を行ないます。

今の人生を変えたい、自分に自信がない、何をやっても続かない、成果が出ない、などと思っている人は、日々行なわれている選択と決断の行為のための基準がどこにあるのか?……ということを考える時間が必要となります。

その選択と決断の基準になる代表的なものが、「価値観」です。別の表現で「自分のルール・拘り」です。人生のフレームとも言えます。

選択と決断を行なう際に、自分に合っているか、適しているか、楽なのか、便利なのか、メリットがあるのか、欲しいのか、必要なのか……などを判断する境界線であり、フレーム内であればOK(○)、フレーム外であればNG(×)、と判断できるのは、この「価値観」「ルール」があってのことです。
そこには、一貫性が必要です。同じことに対して、昨日はOK、今日はNG、では一貫性がありません。それは「価値観」「ルール」とは言わないでしょう。

要するに、「決断できない人」「優柔不断の人」「判断がその都度変わる人」などは、価値観やルールが曖昧であると言えるのではないでしょうか。

人生の中で、真剣に “決断” と “選択” を行うことが、どれほどのものなのか、大半の方は感じていないように思えます。人生一度きりです。流される人生ではなく、自分でキッチリ “決断” と “選択” した人生を歩めれば、どれだけ素晴らしいことでしょうか。
その場の感情などで決めるのではなく、できる限り論理的に、質の良い “選択” と、正しい “決断” を行うことが重要です。

人生の質は決断力より選択力!? | マイキャリアのためのセルフコーチングと自分改革+E (3x3career.com)

選択力の意味を理解するほど人生の『幸福度』を高めることができる

『決断力』が高い人は、人生の『幸福度』が高いということです。

選択力とは?

まず『選択する力』とはその名の通り
『必要なもの』か、『そうでないもの』を選ぶ力です。
これは目に見えるものから目に見えないものすべてを含みます。

小さい頃からこの『選択力』を習慣化されている家庭で育った人は、
身の回りの整理整頓や、頭の中の整理整頓がうまい傾向にあります。

整理整頓された身の回りや頭の中は、常に効率化された行動をしやすい状況にあるので他人より『時間』を生み出す能力も高いことがわかっています。

注意点として、選択や決断によってもたらされた 『結果』そのものは
選択できないということです。

『結果』 は絶対的なものではなく相対的なものであって、
その 『結果』を受け入れることも『選択力』に含まれているといえますね。

自分の『選択の傾向』を知ることが大切なのです。

男性脳 1つの結論を好む傾向
メリット 自分が決めたことだから後悔しない
デメリット リサーチが遅いと決まるまで時間がかかる

女性脳 いくつもの選択肢を常に同時進行したい傾向
メリット 満足感を得るまでが早い
デメリット 迷いやすく飽きやすい 結果次第で後悔する(回復は早い)

かなりざっくりとした傾向ですが、自分はどちらの思考に近いかを理解しておくと次の『決断』に至るまでの速さが変わります。

選択力を鍛えるには、この男性脳と女性脳のハイブリット脳にマインドセットする必要があります。(つまり良いとこどりする)服を買う例に戻りますが、まず選択肢を出します。

どんなデザインと素材か提示価格と相場価格と類似商品と他社比較
購入した未来がどうなるのか本当に今必要か?
この選択肢を素早くリサーチした結果、『買い』だと思ったら
『ポチる』か直接店舗まで出かけて現物を確認して最終判断しましょう。

大事なことは、購入に至るまでに、このリサーチの速さと量をどれだけ情熱を持ってできるか?にあります。

選択力を高めると決断した後の後悔がなくなる
決断する能力は選択する力が高まれば自動的に高くなります。
決断力はもちろん大事なのですが、そもそも決断力が低い原因は選択する力が低いからなのです。
会社で例えてみると、選択する力を『社員』、決断力を『社長』とします。

例として、何かの施策を打ち出そうと社内協議にかけた場合

社員の案が少なければ情報が少ないので社長は悩み決断が遅くなりますが、
社員の案がたくさんあり、まとめられていると社長は『OK』を出しやすくなります。

選択を後悔する原因はいくつかありますが、

1、最善の選択をしたが、時代の波に乗れず思った結果を得られなかった
2、選択の結果、行動した後に違う方法が見つかり思う結果が得られなかった

1、は『運的要素』が絡むので問題なく、次回に活かせるでしょう。
2、は『リサーチ不足』による失敗になるので、後悔の念が生まれやすいでしょう。

大事なのは失敗をすることが悪いのではなく、『最善を尽くしてなった』のか『なるべくしてなった』のかが重要なのです。

選択する力とは『リサーチ能力』です。
決断する力とは『失敗を恐れずにやってみる能力』です。

この2つは信頼関係がないと成立しません。
いくら良い情報が揃っていても、リサーチ結果を理解できないと決断はできませんし、
少ない情報で何でも『OK』を出していたらムダなお金と『時間』を消費します。(多くの人は、少ない情報でOKを出すからムダな時間を消費している)

質の良い選択力は決断力と『バランスが良く構成されている』ので『お金』の浪費を抑えることができ、『時間』を作り出すという最大の『成果』を得られます。

『選択する力』、すなわちリサーチ能力を日常的に意識して小さな決断を日々行うことで、
大事な場面での選択と決断が『少ない時間』でできるようになります。

お金より価値のある『時間』を作る方法となることを紹介してきました。

大事なことは『選択するためのリサーチ能力』とその結果を理解して『最善の行動をする決断力』のバランスを保つこと。

これが『後悔しにくい思考』となり、ムダな『時間』を減らすことができます。

さらに詳細は
選択力の意味を理解するほど人生の『幸福度』を高めることができる|karasui@ノロップ|note

本年中は当サイトにお越しいただきありがとうございました。
来る歳には、多くの皆様がこのような満足度の高い時間の中で充足日々を重ねられることを祈ってやみません。

2023年はこの課題をもう少し掘り下げてみたいと思っています。

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