『快三昧に生きる』【1】

2020.6.20

本著は「NEUノイsolution」サイトの根幹に横たわるコンセプト(理念)を体系的にまとめたものです。日頃からご覧いただいている方には、このサイトの世界観をより明確に把握していただけるのではないかと思い、後日の出版に先駆け連載として公開することにしました。楽しんでいただければ幸いです。

「快三昧」とは?

読んで字のごとく、快のままに快を満喫する、ということです。
ここでいう「快」は、楽しい、面白い、気持ちいい、ワクワク、ありがたい、などの幸福感にまつわるポジティブ感覚です。
「三昧」は仏教用語で、対象と一つになる、つまり熱中すると言ったような意味になりますが、雑念を払って没入することで、対象を正しく捉えられるようになる、また対象を介して瞑想状態になるという、禅定と同様に重要な精神状態・境地を言い表すものです。
よく使われる言葉には、「読書三昧」「道楽三昧」「執筆三昧」など、日常にも抵抗なくつかわれています。

中でも「道楽三昧」は、酒色やバクチにふける「道楽息子」などという社会的落伍者の意味にまで用いられ、仏教的意味合いとは乖離した悪い印象を広めてきましたが、ある意味では的を得ている解釈もあり、そういう意味で「三昧」は清濁併せ持つ面白い言葉として仏教者の立場を捨て、還俗した者としては最適な言葉と自負しています。
「道楽」も同様に“を解して自ら楽しむ”ということなので、“道楽が過ぎて身を崩す”などといわれますが、本来はそれほど道を外す麻薬的なニュアンスを含む言葉ではなかったはずです。
実はその原因もこれからの連載の中で解明されることになるでしょう。

さて、本題に入る前に、このところ起こっている世界的パラダイムシフトについて触れたいと思います。
パラダイムシフトという言葉はそれほど耳新しい言葉ではありません。20世紀が終わるころ当時のニューエイジ層の間で合言葉のように盛んに用いられ騒がれていたことを思い出します。
現在起きている新型コロナウイルスの世界的ショックによるパラダイムシフトの実感は、その当時の比ではありません。コロナショックによって変わらざるを得ない状況下に陥っているといってよいでしょう。

パラダイムシフト(英: paradigm shift)とは、その時代や分野において当然のことと考えられていた認識や思想、社会全体の価値観などが革命的にもしくは劇的に変化することをいう。パラダイムチェンジともいう。 科学史家トーマス・クーンが科学革命で提唱したパラダイム概念の説明で用いられたものが拡大解釈されて一般化したものである。 一般用語として用いられており「パラダイム」は「認識のしかた」や「考え方」、「常識」、「支配的な解釈」、「旧態依然とした考え方」などの意味合いで使われている。(例、旧パラダイム「地動説」新パラダイム「天動説」など)
パラダイムシフトWikipedia 

私たちはこれまでの旧態の常識下で自動的に生活していた行動様式を、意識的に変える必要に迫られていると言えるのです。
例えば、仕事はリモートワークになることで、のオフィスの必要性が減少します。通勤というストレスや上司や気の合わない同僚と顔を合わせる息苦しさもなく、時間外の忖度お付き合いからも解放された社員たちは、これまでよりも快適に仕事ができることに気づきます。
ホームには自分流の快適オフィススペースが設けられるでしょう。
気の合う同僚たちとは勿論そのスペースに居たまま、リラックスモードでリモート飲み会もOKです。
会社側はリモートワークが充実すれば、誰もいなくなったオフィスを維持する必要がなく、オフィス撤廃、またはスペース縮小に借り換えるでしょう。
このような変革は、大きな「働き方改革」に繋がります。
キャリアを持った人たちは、副業で「パラレルワーク(複業)」に挑む人も増えるでしょう。
そうなると、「雇用」という概念も変化し、会社は仕事を「業務委託」という形で処理する方がメリットとなり、雇用とは異なる、業務契約という形態もメジャー化するかもしれません。
そうなると、これまで会社に行きさえすれば給料をもらえる、というような安易な生活手段は激変し、過激なキャリア合戦が始まる、ということもあり得えます。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺を聞いたことがあると思います。。
在る事象(コロナショック)が発生すると、上記のように(ロックアウト、外出自粛要請・学校休校、職場の休業、リモートワーク⇒Uber Eat(ウーバーイーツ)が繁盛⇒車道を自転車が占拠し事故多発・街に人が戻らない・コロナ倒産・一斉解雇⇒経済の立て直しで自粛解除⇒パンデミック第2波⇒医療崩壊・心労から基礎疾患者の多発、重症化・溢れた失業者のホームレス化⇒給付金及ばずライフラインにまで・・・・・・・・・と)その影響が巡り巡って意外なところに及ぶことを言い表した江戸時代の町人文化の諺です。

正にそれと同じことが世界中で起ころうとしている気配、予感を抱いているのは私だけでしょうか・・・・
日本人のこれまでの慣習に沿って、どこかの大きな傘(企業などの組織)に入ってさえいれば安全と安心を確保できるという温い時代は終わる(終わった?)ということです。
私たちは、社会がどのように変化しようと、しっかりと自分の足で歩き、自分で考え、選択し行動し、さらに責任を取る能力と、生きる自信という人間力が、これまで以上に必要になっていることを、しっかり認識しなければなりません。

いみじくも世界的ベストセラー『サピエンス全史』の著者、ユバル・ノア・ハラリ氏は、その著書『ホモデウス』・『21レッスン』のなかで「無用者階級」発現について語っています。

「無用者階級」とは、旧態のホワイトカラー(オフィス階級)・ブルーカラー(工場従事者)と言った分類が、AIの登場で、細分化した分業技能者などは、そのほとんどの仕事を奪われ、統合能力に長けた人以外は、就業の場がなくなるという、社会クラスを予測しています。

これはコロナ禍以前の話ですから、この時期のコロナショックで、その危惧は加速されることは言うまでもありません。

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ロイヤルリムジン「乗務員600人全員解雇」で広がる波紋 単なる …www.itmedia.co.jp › … › #SHIFT

等々お先真っ暗なNEWSばかりです。

社会の一員として「無用者階級」というレッテルを貼られて生きるなど、考えたくもありませんが、現実はその危機が目前にあり、既にその波に巻き込まれている人たちも多く存在している、ということです。これまでのように堂々と一社会人として存続してゆくためには、私たち自身の意識改革が最優先課題となるでしょう。

このことを踏まえて、今後私たちは、個々の明るい行く末をどのように創造すべきか、そのきっかけ及びヒントとして、ほんの少しでもお役に立つことになればと願っています。

→「快三昧に生きる」【2】 

 

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