意識のちから

「感情」は自己責任‼ 4-7

              全ての人に天才的能力を
 4-7
・才能(集中力)UP

 ある科学者は潜在意識の力によって、人類の能力は飛躍的に高められると考えています。潜在意識は原始的な思考や感情の単なる貯蔵庫ではありません。日常生活や生存に欠かせない役割を果たしています。潜在意識を活用すれば、天才的能力を一時的に発揮できることはわかりました。では、その効果を永続させ、脳をよりパワフルにすることはできるのでしょうか?


マイケル・ワイゼンド(ニューメキシコ州・マインドリサーチネットワーク 神経科学者)
 
彼はアメリカの空軍にも協力しています。役目は人間の脳の機能を向上させることです。無人航空機やドローンから送られてくる映像を分析のは軍の技術者の仕事です。しかしそれはギリギリの決断を迫られる仕事です。判断を誤れば弾薬を載せた敵のトラックではなく、支援物資を運ぶ同盟国の車両を攻撃しかねないからです。
 「ドローンから送られてきたでーたを解析するのは、あくまでも人間です。専門アナリストが大勢もとめられています。そのため軍は環境から得た情報を記憶し、処理する能力を強化したいと思っているんです。そこで、ワイゼンは、神経科学を応用しました。 >> 続きを読む

意識のちから

「感情」は自己責任‼ 4-6

 

 潜在意識の「癒し効果」を分析し、脳や遺伝子の活動を医学的成果に結びつけた例を見てきました。このことは私たちのこれまでの常識を大きく塗り替えるものと言えます。こうして科学が宗教の得意分野まで解明してくれたことで、私たちは神秘に包まれていた超越的存在のベールを一つ一つはがしてゆくことができます。超能力者と思われていた宗祖たちも、おそらく瞑想の実践によって開発され、その能力開発の可能性を我々凡人に伝えようとしていたのだろうと考えられます。
 つまり、脳を鍛えることによって人間の可能性が高まり、より進化を遂げる大きな要因ではないか、ということを示唆しています。それはある宗教に限定されたり、特別に選ばれた人ではなく、万人に等しく可能性が秘められていることを意味しているのです。

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『ヒマラヤ聖者の生活探求』はベアード・T・スポールディング(地球物理学者)によって書かれた報告書です。1884年、極東を訪れた11人の調査団の一人として、3年半にわたりヒマラヤの大師がたの生活を目の当りにして、実際に見聞きしたことを述べている本です。昭和44年9月25日が初版、『霞ヶ関書房』刊です。原著は、1937年のようです。

その内容は、人間が本来的には無限の能力を秘めているということを全5巻によって語られています。 >> 続きを読む

意識のちから

「感情」は自己責任‼ 4-4・4-5

4-4
・潜在意識のネイティブ言語
 ボディーランゲージ、それは潜在意識のネイティブ言語です。身振りや声の調子で私たちは絶えずそれとなく意思表示をしています。それが周りに大きな影響を与える場合もあります。この言語を解読することで新しいコミュニケーションを確立することができるとしたら?
 人間は常に意思を伝えあっています。実際のおしゃべりはもちろん、最近では
SNSやメールでもやり取りが盛んです。
                  情報工学者 アレックス・ペントランド(マサチューセッツ工科大学)は、こうした従来のコミュニケーションを超え、新たな視点に立って人間同士をつなごうとしています。彼にとって重要なのは言葉ではありません。もっと原始的なコミュニケーション手段、彼はそれを‟正直シグナル“と呼んでいます。
「類人猿は高度な言語をもっていませんが、意思を通わせ決定を下しています。同じように人間も身振りや合図によって非言語的なコミュニケーションを交わし、社会的な意識を伝えています。これが‟正直シグナル“の一例です。意識的ではなくても人間同士の付き合いには大きな影響を与えています」 >> 続きを読む

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「マルコビッチの穴」感想

ジョン・マルコビッチ

ジョン・マルコヴィッチ(John Malkovich, 1953年12月9日 – )は、アメリカ合衆国の俳優、映画プロデューサー。個性的な演技派として世界的に活躍している。
ジョン・マルコビッチ

  他人の脳へ入り込むという斬新なアイデアが私の好奇心を刺激し、実はこの映画を観た頃、映画がきっかけになって、人の脳内世界へのアプローチが秘かなマイブームにはまっていたことを思い出しました。 そのお陰で、目に映る現実には個々千差万別の世界があることを実感しました。誰にも同じ世界が展開していると信じていた私でしたが、世界があって、それを見る我々が存在するという考え方がガラリと逆転し、観る人によって世界は少しずつ違うものになるということを知ったような気がします。
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意識のちから

意識は現実を創る

150814「こころと脳の白熱教室」

4回 あなたの性格は変えられるか 
エレーヌ・フォックス教授

人間の性格は生まれつきのものなのか?それとも環境によるのか?性格を変えることはできるのか? フォックス教授によると、簡単ではないができる、という。 脳の回路を訓練によって変えることは可能だというのだ。脳の回路は皆が思っているよりずっと柔軟であり、あなたがよりポジティブな方向に自分を変えたいとすれば、私たちが物事を見る認識の癖を変えることなどで、それは可能だという。より有意義に人生を送るための心のあり方に迫る。http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/personality/150814.htmlより引用

人間は、父親と母親それぞれから一つずつ「セロトニン運搬遺伝子」を受け継ぎます。その遺伝子の長さが「楽観的か悲観的か」を決めます。

長い型(楽観的)ポジティブなものに注意をひかれる
短い型(悲観的)ネガティブなものに注意をひかれる

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意識のちから

楽観脳VS 悲観脳 NEOマインド考察

今回の「こころと脳の白熱教室」では、エレーヌ・フォックス教授が新しい切り口で解りやすく人間の性格を分析しています。

人は恐怖を感じて危険を回避できるように、偏桃体が敏感に反応し悲観脳(レイニーブレイン)のシステムを形成し、次に快楽に反応する側坐核により楽観脳(サニーブレイン)のシステムを形成している、各々のブレーキとなるのが前頭連合野(脳皮質)となると言っています。

フォクス教授はまた以下の四つの認知バイアスから脳のシステムを解析しています
「帰属の誤り」自分をどう評価するか、物事の原因を自分にどう説明するか
「注意のバイアス」何に注意を振り向けるか⇒ストループテスト*
「解釈のバイアス」同じ出来事をどう評価するか
「記憶のバイアス」人生の様々な出来事のうち何を記憶に留めるか

反応の速さでネガティブ嗜好かポジティブ思考かが解る。ポジティブな単語とネガティブな単語に色をつけ、単語の色を口に出してもらう。ポジティブな人とネガティブな人では単語に付けられた色を口に出すまでの反応時間が異なる。ポジティブな単語とネガティブな単語に色をつけ、単語の色を口に出してもらう。ポジティブな人とネガティブな人では単語に付けられた色を口に出すまでの反応時間が異なる。

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意識のちから

不快への対処

『人を超える存在』への疑問(続)の項で 
『快』の感覚に素直に・・・と提案しました。
では『不快』をどう処理するの?という疑問があります。
結論から言うと『快』も『不快』もそれぞれに敏感であるほどより敏感に反応する、ということです。

「耐えることが好き」という人がいます。傷みに堪え苦しみに耐えることで快感を得られる人は『不快』の処理は必要ありません。
一方「傷み苦しみ」に敏感に反応する「神経質」という言葉が当てはまる人では“嫌!”と思うことが起こる前から“起きたら嫌!”というこころの働きでより防御し守ろうという意識が働きます。警戒心が却って必要以上の傷み苦しみを味わってしまうことになる。ということを「神経質」と言って片づけていました。 >> 続きを読む