“さんま”「腹立つことない!」

垣間見るお笑い界エースの人生観

  暖かい週末の午後、何気なく昼食後の休憩時間にTVを観ていたとき、お笑い芸人の“明石家さんま”を分析する番組に出会いました。どの局の何という番組かは忘れましたが、インタビューに答えるさんまさんの本音を聞くことができました。その中で、「腹立つことがない」とか「自分を過信してないから」という言葉が印象的で、つい見入ってしまったのですが、彼“さんま”と“ビートたけし”の違いが見えて興味をそそりました。

 お笑い界のビッグ3は、“さんま”“たけし”“タモリ”とされているようです。私はお笑いには興味が薄く、あまり詳しくないのですが、この三人は良く知っています。
 “さんま”さんの「腹立つことがない」理由に、「俺は、腹たてるほど立派じゃないから」という言葉がありました。いつでも、どんなファンの要求にも応えて写真を撮ったり、自ら話しかけたりと、他の芸能人とは異なる一般人への対応を不思議がる他の芸能人たちも多いようです。

 彼は、世間の評判をあまり耳に入れないようにしているようです。「世間の評判はいろいろなんで、ネガティブ評価を見ると落ち込むの嫌だからネットでセルフサーチすることもない」というのです。彼は自分自身のイメージを高める言葉しか聞かないのです。
「褒めて、褒めて、もっと褒めて!」が口癖ですが、ナルシストでありながら、驕りがない、と感じました。
 また「腹立つというより気の毒やなーと思う」とも。そのスタンスは明らかに相手よりも大きくなって、見下ろしている姿勢なのですが、そこには小馬鹿にした上から目線ではなく、慈悲的な心が働いているように感じました。

 一方“たけし”は「たけし軍団」を率いて、親分の位置で弟子たちの面倒を見ています。東国原英夫元宮崎県知事も「たけし軍団」のメンバーでした。

 1986年(昭和61年)12月9日未明、ビートたけしが、仲間らとともに、写真週刊誌 『フライデー』 (講談社)の編集部を襲撃した事件がありました。 『フライデー事件』、『ビートたけし事件』、『たけし襲撃事件』などとも呼ばれる。翌年6月10日に懲役6か月、執行猶予2年の判決が下された(東京地裁、確定)。当時のレギュラー番組への出演については、執行猶予判決が確定するまでの約8か月間謹慎することとなった。なお、当時たけしと交際していたといわれた専門学校生の女性に暴行で告訴された記者は、1987年12月22日に罰金10万円の判決を受けた事件です。

以下は東国原氏本人が語ったとされる記事より引用
http://news.livedoor.com/article/detail/11003315/

 編集部を襲撃する前、たけしは東国原氏に電話をかけて、一緒に参加するよう話をしたという。しかし、東国原氏が「イヤだ」と断ったので、たけしが「あっそう。じゃあお前、(今後は)縁がねえと思いな」と言い捨てたところ、急いで駆けつけてきたそうだ。 講談社のエレベーターで、たけしは、ためらう東国原氏を最後に引きずり込んだ。そのため、東国原氏が自然と暴徒の先頭になってしまったそうだ。引用終わり

  また“たけし”が創る映画には、暴力や怒りをテーマにしたものが多いのでは?でも世間ではそのような映画が人気を博し、海外でも注目されています。

 “たけし”の人生は「戦う力」に支えられているように見受けられますが、“さんま”の人生には真逆の「繋がる力」に支えられているように感じました。

 「生きてるだけで丸儲け」という“さんま”の人生哲学を表す言葉も有名です。彼と大竹しのぶの子供の名前“いまる”はこの言葉から名づけたと言うことです。大竹しのぶは前夫との間に二千翔くんという子どもがいます。その子を含めた家族4人をセットにし、「いまる=1、にちか=2、さんま=3、しのぶ=4」で1セット、という意味も含めていたといいます。ここにもさんまの心遣いが見えます。
 このように観て行くと、“さんま”と“たけし”の根っこの違いが鮮明に見えてきました。さぁ~!あなたはどっち派?

 昔から人を貶(おとし)めて笑いを取るのは下品と言われてきました。餌にされた人の名誉に関わるからです。また、一番安易なウケの狙い方だからです。その方法で引っ張りだこになっても、決して誇れるものではありません。

 最近のお笑い芸人の中にはそんなルールも無視する人も多いようです。どんな世界においても人を貶めて「冗談!冗談!本気にするな!」という輩は最低です。そんなことで笑いを取って有頂天になるような人間だけにはなりたくないものですね。

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