2022年7月

安部元首相銃殺事件と統一教会・二つの疑問 後編

考えあぐねて出た答え、それは信仰というよりも「居場所」探しの結果で得た「共に語り合える共通意識を満たせる場への執着」ではないかという思いに至りました。

つまり「生きる場所」といえる場になっていたのではないでしょうか。

教会はその想いを強調するような、サタン(外世界)だの、先祖の怨みだの、地獄に堕ちるだのを吹き込み、信者同士の共通する会話が、あたかも事実のように思い込んでしまう。そして、同時に信者同士が同じような苦しみから救われるために頑張って献金している様が日常になると、そういった仲間があたかも戦友のように感じ、戦友たちとの慰めあいは生きる糧にもなってしまっているのではないかと思えてきました。
「外の人には解らない」という想いは、むしろ信者間の共通認識を高め、内部の絆が深まり却って優越感にまで発展してしまうのではないか?

日本人にとって「信仰深い」ことは、ある意味誇らしいことでもあるのです。
毎日仏壇や遺影の前に、新しい花、新しいお水(またはお茶)、新しいご飯をお供えし、手を合わせ、更には経を唱えることは、そうすることで、災厄から逃れ、平穏な日々を実現できると思い込んでのルーティンになっている人は少なくありません。
また、そうした行為は先祖の霊への敬意を表し、称賛に値する行為と評価されます。

これは「先祖の御蔭」思想ともいえる日本人の根底に根付いた日本的信仰形態です。

この先祖を守るのは旦那寺です。旦那寺では個々の家系を把握し、先祖代々の霊の管理をします。檀家たちは我が家の旦那寺を支えることになり、普請などの際には労や寄付を提供します。葬儀や行事の際にも手伝いに行くことになります。

現在ではその形態が崩れ、檀家も少なくなり、お寺の維持が困難になっています。 >> 続きを読む

「安部元首相銃殺事件と統一教会」二つの疑問

事件から3週間が過ぎ、容疑者の動機・旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)との関連が明るみに出る中、反社会的カルト集団と安倍晋三という自民党大物政治家による、票集めのための教会依存、教会忖度、教会繁栄に寄与するなど、これまで全く知らなかった国会議員及び国政に関する思いもよらないような汚染が次々と露出されています。

しかもその歴史は長く、安倍晋三の祖父、岸信介の時代(1950年前後)から延々と受け継がれている癒着だったのです。

報道各社の記事をフェイクかどうか精査しながら、あまりにも酷い実情に触れて、正直日本の政治体制への不信は募るばかりでした。

今回の参議院選挙においても、落選ラインにいる候補者への票配分が、安倍元首相によってなされていたことも報道されています。

「文尊師は誠実な男」 岸信介が統一教会トップを賞賛した“異様”な機密文書)では、安倍晋三元総理の祖父・岸信介元総理が1984年、当時の米大統領に宛てた文書で、統一教会の開祖・文鮮明を称賛するとともに、当時アメリカで逮捕されていた文鮮明の釈放を求めていたことを報じた。しかし、統一教会の影響力は安倍家のみならず、自民党議員の多くに及んでいる。その中には、現役の大物議員の名も――。

山上徹也容疑者(41)の凶行の背景には、安倍晋三元総理と統一教会の関係があったことはすでに知られている。今回ご紹介する機密資料は、安倍元総理の祖父・岸信介元総理が1984年に当時の米大統領、ロナルド・レーガンに宛てた親書。一族と統一教会の深い関係を物語る“異様”な文書の内容とは――。

「文尊師は誠実な男」 岸信介が統一教会トップを称賛した“異様”な機密文書(デイリー新潮) – Yahoo!ニュース

自民党議員の実名も、伊達忠一前参議銀議長・細田博之現衆議院議長・岸信夫防衛大臣(安倍晋三弟)・二之湯国家公安委員長・末松文科大臣・小鑓隆史・宮島喜文

「旧統一教会」 自民議員と関係続々 安倍元総理に票の割り振り依頼も(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

その他、磯崎官房副長官・平井卓也前デジタル大臣・田畑裕明(安倍派)総務副大臣・古田岐阜県知事なども・・・

銃撃男の母「統一教会に申し訳ない」 “政治と宗教”問われた公明副代表は?(日テレNEWS) – Yahoo!ニュース

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