2022年4月

多様性が世界を変える?

「多様性とかダイバーシティーという言葉は最近では生活の中にすっかり浸透してきましたが、その理解度というと、まだまだ表層部分にとどまると同時に偏った理解のまま、言葉だけが独り歩きしながら「実践している」という誤解を生んでいることに気づかないでいるように思います。

社会において、バズワードとも言える「多様」を口に出すのは簡単です。
しかし、実際に体現するとなると、それが可能な人はというと疑問に思います。
社会の変化に対応するための、根本的な多様性とは、少しズレているのではないでしょうか。

単に性的(LGBT)や人種の多様性、障害者、子育て支援、高齢者支援に止まらずありとあらゆる分野において、更には見えない深層部分の思想、哲学、価値観、宗教、文化、個性、等々広範に及びます。
多様性とはつまり、個人的集団的状況や文化、精神の在り方のことです。

多様性という言葉の認識の差が、日本と海外の差と言っても過言ではないかと思っています。

ほぼ同一の環境で、似た価値観の人と暮らすことを好む日本社会。
そして、常に多様な人種に囲まれて、幼少時代から過ごすことが普通な欧米社会。
どれだけの思考の違いが、そこにはあるでしょう。

これまでは、日本の単一の価値観でも、社会は成り立ってきました。
多様さを排除する方法が、最適だった時代もあるかもしれません。
しかし、現在は異なります。
異質なものを排除するよりも、異質なものから新たなアイデアを得る主義です。

社会の多様性とは? 「9割が勘違い」する本当の意味 (altea.in) 参考 抜粋

1960年代、デジタル革命が起こり始めたシリコンバレー。
サンフランシスコ周辺には、非常に多様な文化が存在していました。

ヒッピーやバイセクシャル、ゲイ、レズ、MBAや研究者、音楽家や芸術家。
薬で頭が少し飛んだようなキッズや、ハッカー。
社会性がある人も、まったく無い人も、一緒になって生活していたのです。

そんなシリコンバレーに、いつしか「世界を変える」という反骨精神が生まれました。
世界を変えるという革命の前に、シリコンバレーの人々は一緒になって議論しました。
互いを受け入れ、価値観の違いを受け入れ、融合させ、上乗せし、アイディアを出し合ったのです。
ヒッピーとハッカー、投資家に学者、先生、MBA保持者、芸術家。
あらゆる個性と個性が混ざりあいながら、他社を受容し、受け入れ、発想を高めあいました。

結果、コンピューターを中心とした新しい世界が幕を開けたのです。

社会の多様性とは? 「9割が勘違い」する本当の意味 (altea.in)引用

日本における「多様性」の捉え方は、時代の流行思想という程度のものかもしれません。つまりこれまでの経験に上積みする一部のレイヤー的考え方です。

しかし、そもそも「生物多様性」とは、生きものたちの豊かな個性と、相互のつながりのことをいいます
これらの生きものはどれを取ってみても、自分一人、ただ一種だけで生きていくことはできません。
多くの生命は他のたくさんの生物と直接または間接的にかかわり、初めて生きていくことができるのです。
この関わりをたどっていけば、地球上に生きている生きものたちが、全て直接的・間接的につながり合い、壮大な生命の環を織り成していることが分かります。
「生物多様性」は、この地球という一つの環境そのものであり、そこに息づく生命の全てを意味する言葉に他なりません。

万物の形成に関わる重大な仕組み、それが「多様性」なのではないでしょうか。

つまり、「多様性」は受け入れるという上から目線の傲慢な姿勢では体現できないのではないかと思うほどです。むしろこの「多様性の仕組み」が及ぼす関係性を尊重しなければ、生物も世界も成立が危ぶまれるのではないかと思ってしまうのです。

実は私の経験からも、このことは大いに納得できるものです。私自身、過去(数十年前)には単一の価値観に縛られ、その狭小世界で右往左往していた時代がありました。

そして、まだそれほど「多様性」を叫ばれていない時期に、釈迦の根本思想「縁起」という理念に出逢い、「万物は何一つとして、単体で成立(生きている)するのではなく、多くの関係性に依って成り立っている。」ことを知りました。

「多様性」とはまさにこのことではないかと思うのです。

実際、この「関係性で成り立つ世界」を深く理解していくに従って、それまで私の内側に巣くっていた「怒り」が次第に薄くなって行くのを感じました。

ちょっとしたことでイラついていた自分は、拒否、反発、否定の連続でした。
ところが、「関係性で成り立つ世界」が浸透することで、肯定することが身につき、余程でない限り腹が立つことがなくなりました。

「怒り」の希釈は「不安」や「恐れ」の希釈にもつながりました。それは「心の安定」をつくり、平和と豊かさに包まれる日常へと変化していったのです。

人が「怒り」「恐れ」から解放されるということがどれほど意味深く、人生を豊かに彩るかを実体験したのです。

つまり、単一性は分離をつくり、対立を生み、異質な者への拒否反応、警戒心、同種意識(異質視されていないか不安)の強迫観念、更には怖れまでも生み出していたということがわかりました。

多様性を深く理解し、尊重し、感謝し、体現することこそ、結果として平和を実現できるのではないかと確信するようになりました。

それは個人においても国においても同じレベルです。

ヒトラーはこのような多様性に逆らい、単一性を信じて疑わないことで、破滅の道へ進んでしまいました。それだけに留まらずユダヤ人600万人もの殺戮という恐ろしい歴史の結果を残してしまいました。

その道をプーチンも歩んでいます。更に彼は街ごとを廃墟にし、ウクライナ人の生きる根幹まで奪ってしまっています。

それもこれも、原因はみな権力への絶対崇拝。つまりそれはヒエラルキー世界観であり、言い換えれば「否多様性」という価値観への固執なのです。

このように単一思考・単一価値観が人間をどれほど愚かな行為に導くか、まざまざと見せつけられているように思います。

「多様性に生きる」と「否多様性に生きる」とでは、幸福感が全く異なるということを欧米諸国の人たちは知っています。だから彼らは「多様性」をすんなり受け入れることができました。

そのような幸福感を体験していない人たちにとっては、絵空事の世界でしかないのです。絵空事を信じることなどできようはずがありません。

「そんなものは無い」と決めつけ、わが信念を貫いているのでしょう。
ロシアの体制も多様性の一つですから、その存在を否定することはできません。
それが価値観を異にする他国に及んだことが問題です。

世界は、非多様性の存在を認めた上で、強迫や暴力の実行で他国の多様性を犯さないルールが必要不可欠になっています。

たとえ独裁国家という体制であっても、国民がその体制に満足していれば問題ありません。
しかし、その体制に不満をもつ人がいれば、自由に他国へ移民できるシステムも必要です。

世界は大まかに自由主義とそれ以外の国に二分することになるかもしれません。
そうなると外交や貿易など、資源の流通も同種のグループ間に偏るかもしれません。

その際、異なる価値観の国が隣同士の場合、資源輸送のためのパイプライン問題もあり、一朝一夕にはいかないと思うのは当然です。

ところがこういう時には、降って沸いたような新しいテクノロジーが出現します。
実は降って湧くのではなく、下積みの研究が公開されず秘密裏に隠されてされていたということもあり、それが日の目を見るに至るということです。

例えば
今から46年以上前に存在した燃料の要らないエンジン。ニコラ・テスラは、「地球全体の磁場」を利用し電気振動と共鳴させることで空間からエネルギーを無限に得られる仕組み(フリーエネルギー)を構想していた。資源(燃料)を全く使わない地球のパワーを利用した究極のエネルギーです。

  • テスラは燃料の要らないエンジン「放射エネルギー利用装置」として特許を取得
  • 人類に利便性と幸福を常に願っていたテスラが、無料で使える電力供給システムを実現することを知り、エジソンと電力会社は面白くなかったのは想像がつく、まさかそこまでひどい仕打ちをするとは・・・(最終項に詳細を記載)

https://regoist.com/3571/ 「フリーエネルギー」公開!世界の電力システムが一新される瞬間が来る! | 知的好奇心らぼ (regoist.com)引用

また、
2016年のニュース『アメリカ ネバダ州に住むマックス・ローハン君 13歳が、たった1600円(14ドル)という低コストでフリーエネルギー装置を実現。 主な材料は大きなコーヒー缶1個に電線、コイル2巻、スプーン1本! テスラコイルをヒントに開発』

公にはされていないが、何とフリーエネルギーは各国の研究者により自作されている。テスラのフリーエネルギーの原理は安価でシンプルに実現が可能なのだ。
既に世界的には発表済だった!(日本では全く情報なし・・・「2050年 未来のエネルギーについてのシンポジウム」

https://.youtube.com/watch?v=wFiW2…

そのほか
「ツェネック表面波」は、地球の表面を導波管として使用し、通信信号や電力を長距離にわたって効率的に伝送できるようにする電磁波です。

世界のエネルギーシステムを一新する「ツェネック表面波」
世界中にラジオの電波のように安全に電力を供給するツェネック表面波。しかも既存の電力システムで受電が可能。更に未来戦争で使用される電磁パルス攻撃を受けても停電しない!

発見者ヨーナタン・ツェネック(1871-1959)は地球の表面上の電磁波伝播を研究した最初の既知の科学者の一人でした。
「ツェネック表面波」は、地球の表面を導波管として使用し、通信信号や電力を長距離にわたって効率的に伝送できるようにする電磁波です。
ツェネック表面波では、電力が電磁波を使用して従来の伝送線路を介して送信されるのとほぼ同じ方法で、地球の表面に沿って電力が送信されます。

20世紀初頭には、電磁波理論の2つの理論が共存していました。従来のアンテナを介して見通し線上で送信され、距離をかけて空間へと消散する古典的なヘルツ放射波(地上波)です。

(参考)「フリーエネルギー」の歴史 引用
アーバスQラー QArmyJapanFlynn【フリーエネルギー】より抜粋

「燃料の要らないエンジン」の登場と開発者の不審死
米エド・グレイは、テスラが特許を取得した”放射エネルギー利用装置 “の応用であるのR.E.モーターを開発。「燃料の要らないエンジン」として当時注目されていた。

グレイは1974年の終わりまでにR.E.モーターを量産体制にし一般の人々に役立てるつもりでした。

しかしロサンゼルス地方検事局の強制捜査により、彼の研究資料や記録、図面、試作機などあらゆるものが押収されました。

世界初の燃料の要らないエンジンがロス地方検事に圧力をかけられている」「そして地方検事の背後には石油資本や自動車資本がある」と報じた「ザ•ナショナル•タットラー」紙は後に廃刊になり、グレイも不審な死をとげます。

そのほか多くの闇に葬られた研究者たちが存在していたと言います。

さらに詳細は「フリーエネルギー」公開!世界の電力システムが一新される瞬間が来る! | 知的好奇心らぼ (regoist.com)

このようにニコラ・テスラの時代から、フリーエネルギーの研究は行われ、日本においても開発に成功した方も存在するようです。

フリーエネルギー開発者 高頭恭胤さん

短編『フリーエネルギー2』 – Bing video

量子エネルギー発電機

Electric power of Self-sufficiency フリーエネルギー特集 | phase-magazin (phase-magazine.com)

これまでは、石油業界、電力業界など世界的経済の根幹にある企業から、こういった研究は喜ばれず(企業存続を脅かす研究のため当然)闇に葬られてきましたが、このような貴重な方々の開発が、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機という現実によって、研究が表面化し、現実的になるのも近いような気がしています。

もしそのようなことが現実化したら、世界の枠組みは大きくリセットされ(グレイトリセット)、これまでとは全く異なる新しい世界が構築されるかもしれません。

私たちの思考も単一・画一思考から多様思考に変換し、問題の本質に目を向けることが、もしかしたらウクライナ危機の解決策にもつながるかもしれないと思うのです。