2021年12月

優先する行動に秘められた方向性(ポリシー)

行動こそがすべてを語っていることについて、また、つい優性しがちな行動について少し触れました。NEUノイsolution 行動こそがすべてを語っている (matrix.jp)

それは優先する行動にこそ自身の現在(資質、現実)、そして目指している、あるいは、進む方向性が顕現しているからなのです。
意識が向かっている方向、その方向に進むことが、今の自分にとって一番抵抗なく、最優先できるということです。

たとえ一番大切だと思っていることが他にあったとしても、やはりそれよりも優先することは、とりあえずそれを今は一番優先しなければならない、つまり(優先する人、コトを大事にすることは)何よりも犯すことができないルールになっているからです。

つまり、自分で自分に犯すべからざるルールを課す。そのルールは自分にとって絶対と言えるほど自然で、当たり前のことなのですが、言い換えると生きる上で一番重要な事となっているといえます。そのルールの意味こそ、向かっている方向なのです。

幼少時代、保育園や幼稚園に行くようになった3歳児、4歳児は、初めてルーティン生活に入ります。
始めは一人前になったような感覚と、新しい生活変化に興味深々で早く起きてしまうかもしれませんが、慣れてくると朝寝坊をして、ママに起こされ、眠い目をこすりながら無理矢理、気合を入れて引きずられるように園に行くこともあるでしょう。
園の環境が面白く、毎日が楽しくてしかたない場合は、明日の来るのが待ち遠しくて、起されなくても起きていたかもしれません。
定時に起きる、そのために定時に寝る、定時に食事をする、歯を磨く、顔を洗う、お風呂に入る…というようにルーティンのルール通り行動することを続けていくと、知らないうちにそれが当たり前のこととなってきて、自動的に行動するようになります。
このようなルーティン行動は、親の価値観、方向性、習慣が大きく影響します。そのため、子供にとっての自由度はその枠内に限定され、ある年齢までは、それを当たり前になぞる生活を続けます。

幼稚園、保育園に通うようになり、多様性に触れることで、少しずつ影響を受け、行動にも変化が出てくるでしょう。そうやって子供社会のなかで自分の位置も明確になり、個性を創るようになります。
更に成長するに従って、時間に管理される生活は益々多くなり、強化されてゆきます。
成長すること=自由度が減少する、という観方をすることもできます。

その自由度をどこまで自己の選択で決められるかが後のキャラクターに大きく関わります。
親の言いつけを良く守り、親の顔色を伺いながら日常を過ごす子供、また親のいうことはいつもスルーして一人遊びにふける子供、言い換えると、リスクを負っても自由を自ら獲得しようとする子供と、親にすべてを託し安全を選択する子供とによって、そのあたりから個性が構築されるのです。

思春期はその第2段階で、同じような選択の機会が訪れます。親への抵抗心が生まれやすく、その時期には自己を新たに確立するチャンスとなります。
あなたのその時期はどのような選択をしてきたのでしょうか?

それは現在の状況にも大きく関わっていることを知ることになるでしょう。
「一人遊びが好き」は大人になっても、老人になっても変わりません。
『三つ子の魂百まで』とか『雀百まで踊り忘れず』は、「幼い頃に表れている気質や特徴は、歳をとっても変わらない」ということですが、正にそれを実感しています。

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