2020.7.27
日常的によく耳にする「しがらみ(柵)」という日本独特の概念があります。
「他律・追従」(迎合主義)こそ「しがらみ」を生む原因です。
漢字で書くと「柵」と書くように。川の流れを堰き止める柵のこと。
「しがらむ」は、からみつける、まといつける、からませるといった意味である。 これが、名詞となって、水流をせき止めるために川の中に杭(くい)を打ち並べ、その両側から柴(しば)や竹などをからみつけたものをいうようになる
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このところの各地の悲惨なゲリラ豪雨災害でも思い知らされたように、どこかで堰き止めれば、どこかが決壊します。川を堰き止めるように、人生のスムースな流れを堰き止めるのが「しがらみ」です。「しがらみ」は一時的な堰き止めから決壊を招く因子といえるでしょう。
しかしながら、日本人は人間関係での「しがらみ(柵)」をつくりやすく、その「しがらみ」に絡みつかれ、纏いつかれることをあまり拒否しません。
でも「しがらみ」のために足を引っ張られ、意のままにならないジレンマは多く、問題にできないほど一般的な事象です。これが日本の「仕方ない文化」を定着し、二言目には「仕方ない」と言うようになりました。誰もがこの問題は「仕方ない」で片づけてしまいます。そしてストレスを溜め込む。「自律・自尊」の生き方からは、理解できない慣習です。 >> 続きを読む