新世代が解く!ニッポンのジレンマ元日SP 「“根拠なき不安”を越えて」#1

新春恒例
「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」は 今回が7回目

新世代が解く!ニッポンのジレンマ元日SP 根拠なき不安を越えて」#1

今、ニッポンを覆う、「根拠なき不安」ってナンだ?
分断が深まる中、分かり合う術は?「危機」のシナリオとは?
不安、絶望、そして…?ジレンマと付き合う希望は見つかるか?

 

  • ライター・編集者 望月優大(元・経済産業省) 経済産業省若手によるレポート 「不安な個人、立ちすくむ国家」が話題に。 OBの視点からどう分析?

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経済学者 安田洋祐 ノーベル経済学賞で注目の理論「行動経済学」で 「不安」を解析!

 

 

国際政治学者 三浦瑠麗 北朝鮮の核保有からドミノ式に始まる 日本の危機のシナリオとは?

 

 

 

メディア史研究者 大澤聡 知識人にロールプレイ以外を許さない現代 「対話」は無理ゲーか?

 

 

 

 

 

 

 

 


ミレニアル世代の起業家たち
河崎 純真・那須野 薫・
木村 アリサ 祐美・望月優大
起業家たちの希望とは?

常時、オーディエンスのための参加席も設置!

(番組プロデューサー 丸山俊一)

出演者ほか

【ゲスト】経済学者…安田洋祐,政治学者…三浦瑠麗,評論家…大澤聡,【出演】ADHD・エンジニア・起業家…河崎純真,AIスタートアップ…木村アリサ祐美,AI研究者・起業家…那須野薫,ライター・編集者…望月優大,【司会】古市憲寿,佐々木彩,【声】細谷佳正

震災の翌年元日から始まった新世代討論。毎年若者たちのリアルな声と時代の空気を伝えてきたが、今年はスタジオを飛び出し渋谷の雑踏が聞こえてくるような若者たちの拠点へ。テーマ「根拠なき不安」。漠とした死への不安を口にする声に大澤聡が一喝?三浦瑠麗が示す「国家危機」シナリオどう捉える?多様性はこの国にあるか?100人の観客も巻き込み議論百出。古市憲寿はどう仕切る?予定調和なき討論の向こうに希望は見えるか?

第1部 不安   第2部 絶望   第3部 希望

1部 不安 

古市:今回は工場のようなラフな会場ですが、僕だけこんな着物で、なんか浮いて        ますね。笑安田さん、なんか不安ありますか。 

安田: 言わなきゃいけないんですか。
古市: 不安、全然ないんですか?一個も?
安田: いや、子育てとか、健康ありますけど、ただ漠然とした不安や、モチベー   ションの不安はないです。

古市: 安田さんは安定したエリートだから・・・・
安田: いやいや年の功です。

ナレーション
身近な悩みや国家レベルの危機まで敢えて並べて語り合うとき、見えてくる日本の風景は・・・・モヤモヤを言葉にしてみませんか?

大澤: もう収録してんだよね。
古市: もう始まってます。

大澤: でもこれが新しい時代なんだろうな!ゆるっと始まってゆるっと終わるみたいな。

古市: 評価する?

大澤: 評価するとか評価しないとかじゃなくて、問題はおそらく、これって視聴者の人は、あれっ?これって“真剣10代しゃべり場”じゃないの?と思うんじゃないか、なぜかって言うと、人は皆見た目から入るんですよね、場所が変わるだけで、去年のようなスゴイスタジオで僕ら下駄履かせてもらって議論したけどこういう平場で議論すると「あーこいつらも所詮こういうヤツなんだな」と思う訳、だから見た目で判断するところがあって、もしかしたら僕“化けの皮がはがされるんじゃないか”と思ってるんです。

三浦: どういう化けの皮だったんですか?
大澤: いかにもスタジオで喋ってると偉そうに見えるじゃん、だけどここで喋ることってラフな話をしろってことでしょ!

三浦: じゃぁ、リアルと、学者的に語るとか?
大澤: もうちょっと違ってて、学者って、だから、去年僕「マジレスしますよ!」って言ったけど、その話の中で「科学者のロマンに付き合ってらんないの」と僕は言ったわけですが、学者は本当はああいうこと言わないんですよ!何でかっていうと、そういうマジレスすることは学者に求められていなくてロールプレイすうることを求められているんです。だけど対話するためには、あの時ニコ生では「大澤ここでキレて!」という文字がが続いたけど、キレてたんじゃないんです。そうじゃなくてムカついてるんです。ムカついているってのはキレてるとちょっと違ってて、ムカつくっていうのを前に出さないと対話って始まらないんですよね。で、不満とか不安を前に出すことによって、おそらくだんだんすり合わせていくっていうのが対話の在り方だと思ったので、敢えて去年ああいう言い方をしたんです。もし、今日学者としてのスタンスなら一切ああいうこと言わない、けど今日はおそらくもっと去年以上に俗世間的な部分パーソナルな部分を求められる、だからそこを気を付けながらやる、という結構僕らもジレンマに挟まれながら学者としてのアイデンティティーと一人の人間としてのアイデンティティーの間でゆれうごくなーと思ってます。

古市: 木村さんがめちゃ笑っているんですが・・・・・
木村: ・・・・・・
那須野:日々毎日不安を感じていますね。私会社経営してるんですが、技術開発をして、うまくいくのか行かないのかとか、どこから資金を入れるかとか、そういった日々の不安は感じているんですが、曖昧性性があるという中で、不安を感じつつも、自分の選びたいところを選べる可能性もあるという期待感もある。丁度いいバランスを見ながら日々生活できている。

古市: 不安が居心地いいってことですね。
そもそも何で今回不安をテーマに下かと言うと、一つは経済産業省の若手チームが発表した「不安な個人、立ちすくむ国家」というレポートがあったんです。
~モデルなき時代をどう前向きに生き抜くか~ 平成29年5月
               次官・若手プロジェクト(150万ダウンロード)
    
今年5月、経済産業省「次官・若手プロジェクト」として標記レポートが公にされた。『不安な個人、立ちすくむ国家~モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか~』を論ずる、の中で若者に対する「漠然とした不安や悩み」をまとめたものがあります。会場の中にもこのレポートを読んだ人がいました。

古市: このレポートに望月さんめちゃ怒ってましたよね。
望月: 僕も経産省に入っていたんですが、同期の人もチームに入ってて、自分の回りにいる、IT系とかソーシャル系のの人が好意的にシェアーしていたってことに対して、一回考え直してみませんか?とブログで・・・

古市: 内容的にはどんなところが?
望月: 内容的には、この不安な個人って話してて、働き方とか、会社の在り方とかどんどん変わっていて、学校出て終身雇用で働いてとか、人生スゴロクじゃないですよねー、ということが書かれているんですが、国がそういう弱い状況に陥ってしまった人たちにどれくらい手を差し伸べてきたのか、自分でやるべきなのか、また、限られた資源をどう分配していくか、と言った時に今、高齢者の人たちにお金を使い過ぎているので、それをできるだけ少なくして高齢者にも働いてもらって現役世代にお金回しましょう。みたいなことが書いてある。わからなくもないが、自分が若くても親とか祖父母とかの介護が大きく関わる問題になるし、必ずしも世代間で他の世代がどうなってもいいということではないはず。具体的には、高齢者が最後の死の自己決定ができていますか?(胃ろうなどお金使いすぎなので止めた方がいい?など)そういうことを国であり、かつ、それを褒める人がいたときに、死の自己決定というのはどうなっちゃうのかな?そこら辺のことについてブログで反論しました。

古市: 会場でも事前のアンケートで若い人で、死について書いている人がいました。→裏道雄大さん 21歳大学生が登場

浦道: 20歳を過ぎ、今後の人生を考えたとき、自分にいつか死が訪れるが、その間に自分は何ができるか?漠然とした不安があります。

 長くなりましたので、この辺で一旦止めて、次回に続けます。ここまでのところでは論客の方々には、ほとんど不安らしい不安はないように見うけられるのですが、番組のテーマに忠実であろうとするのか、古市さんはじめ、誰もが不安は当然抱えているもの、という前提を維持しようという努力が見られます。

 このことを見ても、一般的にはそうであっても(不安はあって当たり前)、成功者とかエリートの人たちは、それをすでに乗り越えていることが覗えますね。ただ大澤さんは、学者としてアウトローであろうしながら、どこか不安気にも見えます。次回からいろんな論客やオーディエンスが登場し、視点の異なる意見が沢山出てきます。お楽しみに・・・・・#2へ続く

 

 

 

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